Grok のパラメーターとプロトコルの違い
互換プロトコルにおける Grok のパラメーターの違いと使い方を確認します。
Grok の思考、サンプリング、キャッシュを本ページで調整してください。完全な構造は Chat Completions と Responses を参照してください。
対象モデル
| モデル | 利用上の要点 |
|---|---|
| grok-4.7 | low/medium/high/xhigh に対応、既定値 high。思考無効化不可。Responses は既定で暗号化思考を返す |
| grok-4.6 | 同じ四深度、既定値 high。無効化不可。暗号化思考は include で要求 |
| grok-4.5 | low/medium/high に対応、既定値 high。無効化不可。xhigh は high として処理 |
xAI は Chat を旧互換入口、Responses を主 API と位置付け、旧 Messages 互換は公式に非推奨です。他の入口をプラットフォームが廃止したという意味ではありません。
Chat Completions の差分
| フィールド | 差分の説明 |
|---|---|
reasoning_effort | 上表の深度を使用。none で思考は無効化できない |
temperature | 指定可能範囲 0~2、実際の上限は 1。1 超の有効値は 1 に制限。フィールドの非推奨ではない |
top_p | 指定値の最大は 1、実際はモデル既定値(現在 0.95)以下。省略時は既定値 |
presence_penalty/frequency_penalty/stop | 対象思考モデルは非対応でエラー。一般 Reference の任意設定を転用しない |
logprobs/top_logprobs | 三モデルとも非対応で黙って無視。上のエラー動作とは異なる |
tools[].function.strict | ツール引数は対応 JSON Schema に厳密準拠。strict は暗黙に true。false でも非厳密生成に切り替わらない |
| 思考履歴 | Chat に Responses 型の暗号化思考フィールドはない。ターン間の暗号化思考は Responses を使用 |
Responses の差分
| フィールド | 差分の説明 |
|---|---|
reasoning.effort | 対象モデルの深度を使用、既定値 high。思考は無効化不可 |
temperature/top_p | 上と同じサンプリング上限。応答が元の値を返しても、上限超の値が実際に使用されたとは限らない |
| ペナルティと Logprobs | Chat と同じ制限。ペナルティは非対応、Logprobs は無視。Responses に変えても追加しない |
max_output_tokens | 可視回答のみ制限し、思考と関数呼び出し Token は除外。既定値 128000。OpenAI の合計予算と解釈しない |
include | grok-4.6、grok-4.5 は reasoning.encrypted_content で暗号化思考を要求。grok-4.7 は明示しなくても返す |
store/previous_response_id | store の既定値 true。元サービスの応答は 30 日保存され ID で継続可能。store: false では最終文だけでなく全履歴・出力項目を再送し、暗号化思考を変更しない |
tools[].strict | 関数も暗黙の厳密モード。引数と構造化出力は xAI の対応サブセットを使用 |
| JSON Schema | additionalProperties は既定 false、追加属性は明示 true。$ref/$defs は非循環参照のみで、再帰 Schema は不可 |
| サーバー側ツール | xAI Responses は web_search、x_search、code_interpreter など。後者はネイティブ SDK の code_execution に対応。名称を混同しない |
キャッシュの差分
| フィールド | 差分の説明 |
|---|---|
| 自動プレフィックスキャッシュ | 同じ入力プレフィックスを自動再利用。固定指示を先頭に置き、後続は追記のみ。履歴を削除・並べ替えしない |
x-grok-conv-id | Chat Header の安定した会話 ID。キャッシュ保持サーバーへのルーティングを助ける。モデルパラメーターではない |
prompt_cache_key | Responses 本文の対応 ID。ターン間で一定にし、暗号化思考をそのまま再送。他社 TTL や明示断点は追加しない |
| キャッシュ使用量 | Chat は usage.prompt_tokens_details.cached_tokens、Responses は usage.input_tokens_details.cached_tokens。キャッシュ削除もあるため、会話 ID だけではヒット保証なし |
メディア入力の差分
| 入力 | プロトコルのブロック | 差分の説明 |
|---|---|---|
| 画像 | image_url | Chat の image_url.url は公開 URL/Base64 Data URL。JPEG/PNG、一枚最大 20 MiB |
| 画像 | input_image | Responses の image_url に公開 URL/Base64 Data URL を直接指定。制限は同じで、Chat の入れ子構造は使わない |
三モデルとも文字出力。detail の auto/low/high は入力画像の精度で、画像生成ではありません。
呼び出し例
MODEL_ID を完全なモデル ID に置換し、会話ごとに安定 ID を設定してください。Responses は手動履歴管理で、後続は全出力と暗号化思考を再送します。
curl 'https://api.agtcloud.cn/v1/chat/completions' \
-H 'Authorization: Bearer your-api-key' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-H 'x-grok-conv-id: YOUR_CONVERSATION_ID' \
--data '{
"model": "MODEL_ID",
"messages": [{"role": "user", "content": "API のタイムアウトの調査方法を三点で説明してください"}],
"reasoning_effort": "high",
"max_tokens": 4096
}'